それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「私シオちゃんに勝てるかなぁって感じだけど、できるだけ頑張るね、シオちゃん。」



「わ、私は、自分のためにも負けるわけにはいかないから頑張るね。」



これでも親しそうに話していて、二人は結構仲がいい方だったりする。



「始め!!」



教師の声で二人は一気に精霊力を開放した。



「今回はどっちが勝つんでしょうねシオちゃん?

まあでも、こっちには勝算がない訳ではないんですよねぇ。」



さっきまでの大人しそうな雰囲気は微塵も感じられなかった。



カトレアは二重人格だ。



「わ、わた…あたし言ったよねぇ?

負けるわけにいかねぇって。」



シオンも性格が変わっていた。



シオンは元々この性格で、みんなに怖がられないためにその顔を武器にあの温厚な性格を演じていた。



「よう精よ、我に力を与えたまえ

下級術式、風鎌(ふうれん)」