それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

泣いている真似をしたゲキは、フィーネの座っているソファーの空いている方に座った。



「ゲキのいいところは私が分かってるから、そんなに落ち込まないで。」



優しく微笑んだフィーネはゲキにとって天使だった。



「じゃあ、俺のどんなところがいいの??」



「全部。」



満面の笑みで即答即答したフィーネにゲキは更に聞いた。



「だから具体的にどの辺?」



「全部…。」



さっきの笑みを崩すことなく答えた。



「まさか…。」



何かを悟ったかのように少しだけフィーネと距離をとった。