それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

すぐにフィーネをソファーに座らせて話を始めた。



「さて、先ほどはお見苦しい姿を見せてしまいましたね。」



先ほどの禍々しさは一切なく、王女としての気品があふれていた。



「それより、ファレリア様がわざわざおいでになったのは何故でしょうか?」



ザンが口を開いた。



「簡単な話ですよ。ザンさん、あなたをウェルティフル学園生徒会第2庶務に勧誘するためです。
生徒ではなくても、メンバー決定には前生徒会長が指名権を所有しています。
ですので、私はあなたをスカウトしにきました。」



「正確には、前生徒会長も、指名権を持つ。だけどな。」



満面の笑みでカイラが補足した。



「ファレリア様の頼みでも、それは聞けません。」



ザンの反応に皆驚いていた。