それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

王女のファレリアの参入とは予定外だったのだろう。少しだけ動揺しだした。



「しかし、庶民ごときに肩入れするなど。」



「口を慎みなさい!!」



ピシャリと言うファレリアに、フィーネも少し震えた。



「ただの庶民ではありません。

将来のヴィーナスを担ってもらうために、私が認めた数少ない優秀な人材です。

地位や権力なんてものを盾にしなくても、自分で這い上がることのできる、爵位に甘えるあなたとは全く違うのです。」



そう言われても、説得なんてされるわけがなかった。



「しかし、」



「まだ納得できないなら、トップの方針に従えないならこの学園から、国から出ていけばいい。」



冷たく言われてその瞳は、人一人軽くあの世行きにできそうだった。



「ひ…ひぃ…。」



女子生徒は、恐れて後ずさりした。