それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

シオンがカイラに目配せをすると、一歩出て自己紹介をした。



「では改めて、私は公爵家であり国軍総合参謀本部副会長ギーン・アオレルの息子カイラ・アオレルです。お見知り置きを。」



するとそれに皆続いた。



「クォーツ伯爵家兼国防長官クォーツの息子、フレア・クォーツです。」



「カフィス侯爵家兼貿易商社方舟社長令嬢、シオン・カフィスです。」



「アレクシア侯爵家兼国王直属騎士長ルドガー・アレクシアの息子、ゲキ・アレクシア」



「同じくザン・アレクシアです。」



皆貴族階級を持っていて、その中でも上流階級に位置していた。



そのこともあって、場をわきまえた立ち振る舞いは派手すぎず、学生に見合うように抑えていた。



「やっぱりそこの人は庶民なのね。」



鼻で嘲笑うかのように強気になった。



「まだ気づかないのか?自称伯爵令嬢さん。」



カイラが少し挑発した。