「それでそれで!その後どうなったんですか!?」
マナちゃんはとても純粋だった。
「えっと…その時は負けちゃったよ。もう、数秒で……。」
苦笑いしかなかった。
「やっぱりその頃からすごい方だったんですね。」
弟の僕ですら凄いと思っていた兄さんよりも、明らかに凄いと思ったくらいだしね。上を知ったって感じかな。
「その時フィーさんに言われてね
『戦うことは、イコールで誰かを傷つけるわけじゃない。それに救われる人だっているんだから。』
って」
心を見透かされた気分だったな。
「それ以来、こっそり通って色々と教えてもらっていたんだよ。僕が精戦祭りで使った風刃も元はフィーさんのもので、偶々属性も開花、適応して、使っているに過ぎないんだよ。」
「なるほど…要するに、陰キャラしてた先輩はフィーネ先輩と出会って変わったんですね!」
なんか今、なにかがぐさりと効果音付きで心に刺さった気がする。間違ってはいないから、否定もできない……。
「う、うん…。」
僕は素直に認めた。
マナちゃんはとても純粋だった。
「えっと…その時は負けちゃったよ。もう、数秒で……。」
苦笑いしかなかった。
「やっぱりその頃からすごい方だったんですね。」
弟の僕ですら凄いと思っていた兄さんよりも、明らかに凄いと思ったくらいだしね。上を知ったって感じかな。
「その時フィーさんに言われてね
『戦うことは、イコールで誰かを傷つけるわけじゃない。それに救われる人だっているんだから。』
って」
心を見透かされた気分だったな。
「それ以来、こっそり通って色々と教えてもらっていたんだよ。僕が精戦祭りで使った風刃も元はフィーさんのもので、偶々属性も開花、適応して、使っているに過ぎないんだよ。」
「なるほど…要するに、陰キャラしてた先輩はフィーネ先輩と出会って変わったんですね!」
なんか今、なにかがぐさりと効果音付きで心に刺さった気がする。間違ってはいないから、否定もできない……。
「う、うん…。」
僕は素直に認めた。

