その一言で、僕の中の何かが、音を立てて切れた。
「わかりました。」
たかが移動系異能力者に負けるわけがない!フィーネさんは強いと隊長の父様のお墨付きだってあるし、やってやる。
「フィーネは前教えてもらったのを実践な。それじゃあ、始め!」
僕は、密かに練習したあれをやった。
「最上級術式、雷刀!」
基本的な武器の場合は、級が落ちるごとに質や威力は無くなるけど、この歳でのこんな芸当は、希代の先輩方に匹敵する。
「無詠唱できたのか!ザン。」
態とらしく驚いて。知ってたくせに。
「わかりました。」
たかが移動系異能力者に負けるわけがない!フィーネさんは強いと隊長の父様のお墨付きだってあるし、やってやる。
「フィーネは前教えてもらったのを実践な。それじゃあ、始め!」
僕は、密かに練習したあれをやった。
「最上級術式、雷刀!」
基本的な武器の場合は、級が落ちるごとに質や威力は無くなるけど、この歳でのこんな芸当は、希代の先輩方に匹敵する。
「無詠唱できたのか!ザン。」
態とらしく驚いて。知ってたくせに。

