それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

俺は分かっていた。



この学園で使用される術具は国の最先端技術の総集品だと。



それがそう簡単に、まして入学生が壊せるわけがない。



俺の座っていた位置から一番近い術具へ向かった。



歩き出した俺を見て他の皆もそれぞれ動き出した。



「誰かが動かなきゃ動けねえとか自分の意思ちゃんとあんのかよ。」



心の中で思ったその言葉は、目の前の人にはバレていた。



「聞こえてましたか?」



口にしたか?と言う意味でだ。



「ええ。

けれど、口には出していなかったので、気付いたのは私たちだけだと思いますよ。」



まあ…安心した。