なのに、どこの出とも知れない



名前も聞いたことのない奴が



なんでトップで入学してんだよ。



有り得ねぇ。



ただのまぐれだろ。



「クラス分けのための精霊量測定を行います。

生徒会の指示に従ってください。」



教頭が言うと、生徒会の会長と思われる男の人が話し出した。



「新入生の皆さん、入学おめでとうございます……。」



あーあ、つまんねー。



自己紹介?



くだらねぇ。



今まではどうせ俺より上なんてそういないと思っていた。



そして次の瞬間も、耳を疑った。