それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「お礼を言うのは、私の方よフィー。

孤児院であった時から、王女だからって必要以上の距離を取らないでいてくれて、どれほど嬉しかったか。

孤児院でも浮いてしまう存在だった、そんなあなたが、幸せになってくれることは私にとっても幸せだから。」



ファレリア様は泣いていた。



私も、なんでかはわからないけど、溢れそうな涙を必死にこらえて



私は、私たちは、その部屋を後にした。



「では、僕は新体制の生徒会での仕事があるのでこれで。」



ザンは扉を出てすぐ、そう言って生徒会室へダッシュした。



「じゃあ、行こうかフィーちゃん。」