それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

よし。ゲキも一緒ならまあ…いいかな……。



「じゃあ、そのように行きます。」



ゲキの動揺した雰囲気は察したけど、キニシナイ。



「私からの話は以上です。質問等は…ありませんね。」



わかっていたかのように…いや、わかっていて一応言ったんだろう。その笑顔的に。



「反対はしないのね、ザン。」



アレクシア家では唯一話が通っていなかったザン。心配したのかリリーさんが声をかけた。



「ええ、まあ、逆に安心していますね。フィーさん以外だったら全力で排除していた可能性がありますよ。」



ザンが、全力で排除を……想像するだけで恐ろしいかもしれない。



ゲキの場合、どちらかというと実力行使で一刀両断だけど、ザンは用意周到で、周囲を制圧してゴリゴリとメンタルを崩してくるあたり私は恐怖を感じる。



「では、了承も得たことでフィー。あなたはこれからフィーネ・アレクシアです。

婚約届けの印は年齢的に必要ないので、私の方で出しておきます。王女ですから。

話は以上です。」



何事もなかったかのように話を進めたファレリア様は、少し寂しそうに見えた。