それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「そして二つ目。来月の3日の13時、月詠の門(つきよみのもん)にきてください。」



「えっ……星灯の門(ほしあかりのもん)ではダメなのですか?」



星灯の門が王宮の第一裏口で王族の公的客人用なら、月詠の門は一番警備が厳しく、国中がパニックになるようなお偉い方々が使う超VIP門(スーパービップゲート)。



私的には、星灯の門でも十分すぎる気がする。



「あなたは本来、月詠の門を使うべき人間なのよフィー。」



困った顔で言われても…



「私は…一体何者ですか?」



「それを知るために、月詠の門から入って来なさいということです。」



ファレリア様は冗談で言っているわけではないのはわかっていた。



「わかりました。しかし、一人で行くのはちょっと遠慮したいです。」



「あっ、ゲキさんも一緒でいいですよ。」



「ファ、ファレリア様!?」