それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「では、そのことはルドガーに説明していただき、了承を得たものとしますね。」



「ちょっ、ファレリア様!?」



「わかりました。とりあえず妥協します。ルドガーさんにみっちりお話を聞くということで。」



私はひっくり返すことはもう無理だとコンマで悟っていた。



おそらく、この空間に私の味方はいない。いても中立。



心読を使ってもよかったけど、リリーさんは幻惑の持ち主、ルドガーさんはルドガーさんだし、リリーさんの幻惑を受け継ぐゲキにはきっと通じない。ファレリア様に至っては、まず術式が当たらないだろう。



全員が強者ということもあって、下手なことをすれば色々と状況がまずくなるのは一目瞭然。



だったら、せめてものあがきで、ルドガーさんの心を折ってやる!



「ファレリア様…。」



嘆いたルドガーさんを空気のように扱って、咳払いをして話を続けた。