それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

それを合図に皆引き上げ始め、ファレリア様は皆を巻き込まないためか歩いて管理者室へ向かった。



「それでは、私たちも行きましょうか。」



「行くぞゲキ!フィー!」



ゲキの保護者のリリーさんとルドガーさんは私たちを呼んで、ファレリア様の向かった管理者室へ向かうことにした。



「はい、父上。」



さすがのゲキも、こんなに人の目があると貴族らしくするんだ。



「い、今行きます。」



私も、見とれてる場合じゃなくて行かなきゃ。



ルドガーさんがいるおかげか、アレクシア家の爵位のおかげか、思いの外すんなり人の囲いから抜け出せた。



流石にこの精神状態では、無詠唱4人転移術式は厳しい。詠唱をすればいいんだけど、あまりにも詠唱していなさすぎて逆に失敗しそうだったし、何より、歩きながら会話をして行くのも悪くない。