それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「フィーちゃんの部屋のものはもらっていいってファレリア様に言われていたんだろ?本当にいいの?」



確かに、持っていきたい本は沢山あるけど、私が持って行ったらこれから先あの部屋を使う人が見られないから。



「いいの。あの部屋にあるからこそ、あの部屋の本には価値があると思うから。」



その言葉に、ゲキは満足そうな顔で頭を撫でてきた。



「それでこそ俺の知ってるフィーちゃんだよ。」



少し恥ずかしいながらも、今ここには誰もいないからか受け入れてしまう自分もいた。



「それじゃあフィーちゃんよろしく。」



ゲキもなんだかんだでダンボール五つくらいだったけど、送料かかるでしょ?自分たちでやったほうが早い。



ということで



「最上級術式、瞬間移動」



私は一度アレクシア家にお世話になっていた為、家の場所はわかっていた。



そして今回、自分も動くわけじゃなくて物体だけを動かしたから、最上級以上じゃないと荷物は送れない。



「じゃあ、行こうか。残りの学生生活を楽しみに。」