それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

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その夜



「荷物は俺の家に全部送るから、フィーちゃんのロビーに持ってきて。」



もともと孤児だった私は、卒業して就職先は決めたものの、住まいが見つかるまでは、ファレリア様の紹介もあって、アレクシア家にお世話になることとなりました。



ゲキやザン、ルドガーさんやリリーさんも快くオッケーしてくれて、逆に



「紹介状なんてなくても歓迎したのに…うち以外どこに行く気だったの。」



とリリーさんから静かに脅されたに等しかった。



「って言われてもこれくらいなんだけどな。」



四年間過ごした会宮殿。



私が二年住んだ今の部屋も、フレア君に引き継ぐために前から荷造りをしていた。



だけど、着替えと言っても学園だと制服だし、教科書と言っても処分に困るだろうからとファレリア様が引き取ってくれるらしいし、結局私はダンボール一つと半分くらいだった。