その学園が出来たのは、本当に遥か遠い昔。



誰もいつ出来たか、誰が創ったのかは知らない。



19になるまでの4年という年月の間で、基本的な知識よりも、応用的な知識、技能を磨くことができる為、国の上位職、自分の家の立場を上げるための登竜門とも言えるここには最低でも50まで倍率が跳ね上がる。



それでも人々が入学を希望し、卒業後は保障されると言っても過言ではない。



まず、その名の通り王立だが、先の通りこのヴィーナス王国に王立は一つ。



その為入学金、授業料、衣類、授業道具、食費など全額免除になり、庶民でも入学ができる。



次に、最上学習機構ということで、教師も国が採用しており、



教員最高資格を持った選りすぐりのエリートor教員最高資格を持った人望の厚い上位貴族階級の者

という昔からのルールがある。



教員最高資格というのは、



一般、S、M、L、Xとなっており、Xになるに連れて格が高くなる



資格を取るのに年齢はあまり重視されていないが、一般は私立の学習機関を卒業している者なら取れるだろう。



しかし、Xは毎年行われる中で、指の数受かれば奇跡とまで言われる難関資格だ。