それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「ただ、あの二人はブラコンシスコンすぎて…。」



どうやら貴族会繋がりで二人をよく知るのであろうアリアちゃんは凄く毛嫌いしていそうだった。



「ただ、二人は滅多に夜会やパーティーに参加しないから、俺はそこまで把握はしてなかったけど。」



「何言っているんですか兄さん!?

初学校(しょがっこう)時代に、兄さんに変な因縁つけて術式発動して一週間の停学になったあの兄妹ですよ!?

まあ、停学になったのは発動した兄の方だけだったようですが…。」



「ああ、いたな。そんな生意気なやつ。」



生意気といえば人のことを言えない気がするけど、アレクシア兄弟の会話から希代最後とも言われる存在はまさかの問題児かも知れないという不安が私の脳内をよぎった。



と、そんなことは後回しにでもしないと本来の目的を見失いそうだったので、私は話を戻すことにした。