それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「しかし、庶務の新人枠を二席にした理由はソルツァート家の双子がトップの新入生と踏んでですね。」



ザンが流石と言わんばかりに言ったけど、まさか



「あのソルツァート家!?」



ソルツァート家といえば、貴族会副会長で国王様からも絶大な信頼を置かれているというあの…



年の近い兄妹がいたことは知っていたけど双子だったとは思っていなかった。



「先月の休暇中に参加したパーティーでも、その話題は耳にしましたよ。」



「なんでも、今回の希代はこれで最後だろうと言われている二人ですしね。この学園を受験するということで間違い無いと思いますよ。」



フレア君とウェイド君の補足でなんとなく状況はつかめたけど



「偶然だよ。」



苦笑いで事実を述べるしかなかった。