それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

部屋に入ると



「君の希望する役は？」



試験官長のルドガーに聞かれるとしっかりと応えた。



「私の希望するのは、国軍殲滅隊殲滅本部最前線特殊特攻班特攻隊です。」



とまあ受け答えは間違っていなはずだが、一度も噛まなかったことにか、ウェルティフルとはいえフィーネほどの学生がその部署を希望したことかは定かではないが目の前にいる沢山の面接官の殆どが唖然とした。



「本当に？」



面接官たちのそれを察してルドガーは再確認した。



「はい。」



そしてそれに即答するフィーネに再びほとんどが唖然だった。



だがフィーネにすれば、皆こんなにたくさんの面接官が立会いのもと話すと思うと、そっちの方が唖然だった。