それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

そして少し経つと、面接開始25分前を知らせる鐘が鳴り響いた。



その鐘に起こされ、立ち上がろうとするファレリアを支えた。



「せめて私も一緒に行きます。」



そういうと、振り払うでもなく



「お願いしようかしら。面接会場まで。」



そう甘えることにしたようだ。



「瞬間移動。」



とまあ、少し早いが面接会場へ向かったのだった。



そして待機所(最初の試験場)に着くと、



「ゲキ?」



彼がいた。



手を振ると気づいたようでこちらに歩いて来た。



「じゃあ、私は面接官の仕事があるので行きますね。ありがとう、フィー。」



そう言って人ごみに消えて行ってしまったファレリアの背中を不安そうにフィーネは見つめたのだった。