「認めるしかないだろう。

彼女がフィルだとな。」



「やっと戻れるのですね、本当の王家に。」



嬉しさが滲み出ていた。



「ああ。伝説の姉妹を超える姉妹が、この国の、未来を変えてくれる。

新たな時代が…始まるのか…?」



国王は疑問気味に呟いた。



最後に言ったそれは、ファレリアに聞こえることはなかった…。



「ありがとうな、ファレリア。我が娘よ。」



微笑んだトウロォーは、一人の父親だった。

















あと半年待ってる。信じてるよ…フィー。