それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「まあ、お前が言うなら曲げることはないのだろうな。彼女に似ておる。」



懐かしそうに言うトウロォーについ聞いてしまった。



「彼女…?それは、私の母親のことですか?」



しまったと言わんばかりの顔で口元を押さえていた。



「まあ、追求する気はありませんよ。

きっと今知っても何にもなりませんし。

それに今は入軍試験のことを考えているので。」



それを聞いてあからさまにホッと胸をなでおろした。



「では頑張るのだぞフィー。

何かあれば頼ってくれればいい。

今後の活躍を期待するぞ。」



その人は負けるなといわんばかりに優しく、威厳があった。



「はっ。ありがたきお言葉。」