それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

窓の外を見ていた体を、椅子でくるっと回してこちらを向いた。



「国王陛下、お父様に会って頂きたいのです。」



真剣な顔で言われた内容の意図がわからなかった。



「なぜ一学生の、まして庶民の将来を、国王陛下自らお気になさるのですか?」



ファレリアは別に躊躇することなく話した



「先日開催された精戦祭りの時に、お父様が見にきていました。

その時あなたのあの戦闘と結果を見て…

いや、きっと見に来ていなくても、将来を聞かせてくれと仰っていたでしょうね。」



言われた言葉に驚いた、絶句した、嘘だとは思いたかったが嘘ではないとわかっていた。



「まあ、会うか会わないか、強制ではないのであなた次第ですが、できれば会ってほしいですね。」



冷静に考えた。



自由と言われても、王の呼び出しに背いたと知られたら学園の、いや、この国の貴族になんと言われるか…。