それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「そうして本来なら八つ裂きの刑にでもしたいところですが、学園のルールであって法ではありません。

今回だけは大目に見てあげましょう。もし裁かれでもしたら心優しいフィーが責任を感じてしまう可能性がありますから。」



ファレリア様からは一瞬どころではないブラックオーラ過ぎるブラックオーラが漂っていて、勧誘どころの騒ぎ時ではなさそうだった。



「そっ、そうじゃった。この後会議があるんじゃった。私は失礼させてもらうぞ。」



耐えられなくなった一人がその場を逃げ出すと、何かと言って皆立ち去っていった。



「あ、ありがとうございました?ファレリア様。」



改めてこの方の偉大さと恐ろしさがわかった気がする。



「できれば権力や云々は使いたくないのですがね。フィーに無礼を働いたこと、半年もすれば後悔するはずよ。」



なぜか、今は私に来た勧誘を振り払ってくれただけのファレリア様が一番ご立腹に見えたのは私だけではなかったらしい。