それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

いつでも何か起きると昔から、必ずと言っていいほどこの人は来てくれる。



「こんにちは。」



「こんにちは。ありがとうございます、ファレリア様。」



私たちがお辞儀をすると、勧誘に来ていたお偉い様がたは苦虫を潰したような顔をしていた。



「さて、このことは国の会議にでもかけましょうか。

唯一である国立学習機での、未来ある若者の将来を脅かそうとする不届きものには、其れ相応の処罰が必要ですから。

ですよね、ファレリア様。」



ファレリア様の横にひょっこり現れたのは、今はファレリア様の側近のカイラ先輩だった。



アオレル家はこの国では両手で数えるほどしかいない公爵家でありながら、現当主でありカイラ先輩のお父さんのギーン様は国軍総合参謀本部副会長を務めているということもあって、今言われたことが冗談じゃなくて実現できることはこの場にいる誰もが察したらしい。