それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「ゲ、ゲキ!!」



ゲキの方から来てくれた。



「おお、アオレル侯爵家の長男ではないか。ぜひうちでその腕を振るわないか?」



「銃も製造しているうちなら開発もし放題だぞ。」



バトルロイヤルに出られなかったとはいえ



『ウェルティフル学園での4年生2位=実質国内年齢別順位2位』



とも言えるゲキにも、まあ勧誘は来るはずだろうけど、侯爵家ともなるとなかなか手出しができない。だからこそ、私を勧誘に来たついでのようにゲキも勧誘しているのだろう。しかし



『一位で庶民、孤児=後ろ盾がない』



と思われている私は、それ以上の取り合いの四文字。



「我々は真剣に将来を考えている故、安易な勧誘は迷惑になるだけです。

我々でなくても、代わりはいくらでもいるようなところならどうぞ、お引き取りください。」



ゲキは冷静で、いつも私たちに見せる顔とは違った。これがアレクシア家のゲキなんだ…。



「おや、みなさんお揃いで何事ですか?ここは関係者以外以外立ち入り禁止の場所のはずですよ。それと改めて、四年間連続総合優勝おめでとうフィー。」