私は表彰者席からゲキの元へ向かおうとした時だった。



「ぜひ我が研究機関にこないか?」



「いやいや、我が家の警備隊に」



「それをいうなら経営している学校の教師として…」



沢山の勧誘の人に待ち伏せをされてしまっていた。



さっきの試合の疲れか、病気とやらのせいかは定かじゃないけど体にうまく力が入らない。



瞬間移動で逃げようと一瞬考えたけど断言しよう。



今の私にそんな余力はない。



対策を考えようとした時だった。



「フィーちゃん、話があるけどいいかな?」