それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「シオンには、ウェイドくんのこともありますし、医務室の方へ行ってもらいました。

さて、予想をする前に大技を発動してくれたマナさん。この事実も含めて、今年の優勝は誰になりそうですか?まずカイラ。」



ファレリアは少し重い雰囲気で言った。



「そうですね、あの術式を見た後だとマナちゃんが優勝するんじゃないかって思わされます。

しかし、フィーネの強さを俺はともに学園で過ごせた三年間でよく知っているんですよ。

去年優勝とはいえタイムアップの引き分けだったザンはキツイだろう。優勝はマナちゃんかフィーネですかね。」



いつもちゃらそうに見えたカイラは、ファレリアがそばにいるおかげか貴族らしい雰囲気だった。



「ゲキくんはどう思いますか?」



すると少しだけ考えてから話した。



「まず、フィーちゃんは優勝します。

今までの結果と、今回は今までの中で一番気合が入っているから。

後の二人はどうなるかわかりません。それぞれに弱点がありそうなので。」



二人の予想に、ファレリアは満足そうな顔だった。



「おそらく、そろそろ決着がつきますね。」



フィールドでは、マナとザンがフィーネを狙っていた。恐らくフィーネを倒すために共闘したと思われる。