それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

張った瞬間に、マナちゃんの術式の衝撃波が来た。けど



『のう、言った通りじゃろ』



衝撃は、私に当たる前に左右に流れた。



「どうして…効かないんですか!?」



動揺するマナちゃん。私だって聞きたいよ。



『やはり、神殺しとはいえそのレベルじゃったのう。』



私はとっさに小声で聞いた。



「どういう意味ですか?」



『完璧な神殺しができる存在はいるはずないのじゃ。集団が大きければ大きいほどそれぞれの欠点を補いより完璧な神殺しとしての機能を果たす。

弱点になるものは様々じゃが、あの兄がいて貴族だと言う重荷があれば、影で血の滲む努力をしたはずじゃ。光を見る時はさぞ仮面をかぶったかのようになったことじゃろう。

力が強い個体ほど、弱点はとことん表面に現れてくる。』



なるほど…神殺しとはいえ一人の時なら弱点は必ずある。マナちゃんの場合はきっとそれが光だろうと予測した。


雷も光るものだから二つかけろと言ったんだろう。