それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

水神とやりあったこともあって、俺の精霊力はもう底を尽きそうだ。だったらできることは



「自爆して引き分けにすればいい!!」



この氷の城は、どこかに他の属性が触れると爆発。その爆発に反応して周囲も爆発を起こす。つまり、広範囲連鎖爆弾!



フィーちゃんは、7種類持ちの無詠唱特殊異能力者とはいえ、氷は使えなかったはず。城の中に篭った俺に攻撃するためには、必然的に他の属性が触れることになる!



あれっ…じゃあなんであの時フィーちゃんは……




「甘いよ、ゲキ。私だって、成長し続ける!!」



……氷属性を使えたんだろう。



「上級術式、氷刀+精霊力付与(ひょうとう・プラス・エンチャント)」



「さすがフィーちゃん。だね。」



ピキッ、ピキピキッ───パリーン!!



俺の城が、オチタ。また、今年も負けた…。



「今年は特に、負けられない理由ができたからね。」



その氷刀の先は、間違い無く俺の喉すれすれだった。



「そこまで。勝者、フィーネ・アルマイラ。」



結局俺は



「また負けたよ。フィーちゃん。」



万年2位だったな。