それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「じゃから、己(うぬ)はそうゆうとるて。まあ、信じるか信じないかは、汝次第じゃ。」



そういうと、風属性術式で加速しながら、刀の先を俺に向けながら突進してきた。



キン!



「くっ…。」



いくらフィーちゃんの体とはいえ、風属性で加速した攻撃は、正味、男の俺でもきついものがあった。



キン!キン!キン!



「ほう、精霊力付与(エンチャント)で剣を強化したか。」



何度も攻撃してくる刀を受け止めるのが精一杯な俺は攻撃ができない。フィーちゃんもそうだけど、剣を振るう動きに無駄がない。



そんな中で俺がせいぜいできるのは、3年の授業で習った【異能力者なら誰でも使える精霊力付与】でこの剣の強度を上げるくらい。



「うっ……。」