それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「コピー、瞬間移動」



と、来たはいいけど



「ナル、起きてるよね?なんで隠したの?」



僕は気づいていた。



ナルはわざと気絶したふりをしたと。



「いつから気づいてた?」



僕には本性がバレているとわかってか、いつもの可愛らしさは一切なかった。



「あの剣の峰で当てたの幻影だったのに、わざと後ろに吹き飛んだでしょ?

それに重力だけじゃあんなふうに自然にはできない。」



僕の残るもう1つの能力は幻影。



僕の精霊量なら自力で無詠唱は可能だ。



実際去年のバトルロイヤルでも当然のように使った。



ただそれは可能なだけで、精霊力の消費量はとてつもないものだ。



できればバトルロイヤルまで温存したかった。