それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

sidザン



「それは、自分で考えてよね。」



そう言って引き金を引くと、ナルは意識を飛ばした。



「勝者、ザン・アレクシア。よって2年生優勝はザン・アレクシア。」



今年も僕は、優勝できた。



やったよ兄さん、フィーさん、マナちゃん。



「ザン!」



フィールドからはけた僕を呼び止めたのは、審判で今年の2SS担任のソラ先生だ。




「どうかしたんですか?」



「こいつ、連れてってやってくれ。」



先生が保健室に連れて行かないということは、つまりそこは今、人が多いんだ。と、いうことは生徒会室へか……。



「わかりました。」



僕は満面の笑みで答えたけど、実際は黒かった気がしないでもない。証拠に先生の顔が少しだけ引きつってる。