それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

その足取りは軽く、追い風が背中を押した。



「ザン、先輩らしくなったんじゃねぇか?」



「に、兄さん!?」



4年生Bリーグはもう終わっていたようだ。




「いつからここに?」



「自分のためにやりたいことを見つけることも大切。だっけ?その辺だよ。」



最後の方で良かったと思う反面、恥ずかしかったと思う反面だった。



「いんじゃねぇの?それがお前の信念なら。

その代わり途中で曲げんな、投げ出すな。

何があってもな。」



突然背中を押されてよろめいたが後ろを振り返ると、親指を上に立てていた。



「兄さんの背中だけ見てる僕じゃないからね。」



嬉しそうに手を振りながら、2年生リーグ代表戦会場へ向かったのだった。