それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「いたいた。マナちゃん!!」



Aリーグ会場から出ると見知った顔がいた。



「ざ、ザン先輩!?どうしてここに!?」



どの学年もまだリーグ優勝者全員は決まっていないはずだった。



マナのいたAリーグ会場は棄権ばかりで1、2番を争えるほど早かった。



「ああ、2年生Aリーグはもう30分くらい前には終わらせてきたよ。

他はまだ準決勝っていうのくらいにはね。」



その顔を見た瞬間、術式を使うことなく走り、ザンの胸を借りた。



「ザン先輩…どうしたらいいですか…私、私……。」



すると拒絶するでもなく頭を撫でて優しく言った。



「何かあったの?僕でよければ話聞こうか。」



するとそのまま涙声で話した。