それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「と、ここまでは、一度でも国が国民に公開したことのある事実(こと)です。」



その言葉の本質を理解してかそうでないかは定かではないが、フィーネは聞き返した。



「公開していないことって一体何ですか?」



少しの間、沈黙が流れた。



そして一呼吸置いて、ファレリアは穏やかに言った。



「この先を、フィーネ・アルマイラにのみ教えることは、陛下より許可を得てあります。

逆に伝えてくれと頼まれました。」



少しの恐怖と、ほんの少しの好奇心で聞いた。



「じゃあ…」



「しかし、まだ教えることはできません。

教えるにあたって、条件を提示されました。」



フィーネには、どんな条件か予想ができた。