それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「すみません。私が不甲斐ないばかりに。」



ファレリアに膝枕をされて、頭を撫でられているフィーネは左目を袖で隠した涙声で言った。



「あなたが気にすることなんて1つもありません。



それに、あなたのそれは例えるなら一種の病気の様なものですから。」



「病気?」



「特殊異能力者の中でごく稀に…私のお母様もそうだったのですよ。」



王女の母親は今は亡き王妃の、



「ファライア・アスレイ・クラフィネイト様?」



現王女ファレリアと、幼少期に亡くなったと言われている第二王女の母親だ。



「少しだけ昔話をしましょうか。」