それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

そして数十分後だった。



「フィー!!」



ファレリアが息を切らして扉から入って来た。



「シーッ!」



ゲキが口元に人差し指をやるとファレリアは察した。



「よかった…無事で……フィー。」



胸をなでおろすと、ゆっくり来て両膝をついた。



「危ないから、離れててもらってもいいかしら?」



ゲキが無言で頷いて距離を取ると左目の眼帯を取った。



「混沌の闇より誘われし姫の契約において、この者を、その誇りにかけ救いたまえ。

古代初期術式、生命の死に際へ(ダイングライフ)」



禍々しい。だが黒と紫の渦が二人を包んだ。



「フィーちゃん!ファレリア様!!」