『フィーネさんへ

こんにちわ〜。ラックです〜。

今回は、特攻隊の意向をお知らせするためにこういった形にさせてもらったんですよ〜。

簡単に言うと、今回の精戦祭りで総合優勝、つまりバトルロイヤルの4年連覇を達成できたら、うち(特攻隊)がスカウトにかかるそうなのです。

あっ、これまだ機密情報なので、見たら燃える術式かけたので注意してね。

残り半年だけど、妹のことよろしくねぇ〜。

それじゃあ今度は特攻隊で会おうね。バイバーイ。』



「また…勧誘……。」



顔面蒼白だった。



「フィーちゃん…大丈夫?」



入学式以来、できるだけ術式使用回数は制限しているものの、4年生となったフィーネには様々な勧誘という名の期待と重圧(プレッシャー)がすごかった。