それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「でもやっぱり、ファレリア様はファレリア様だから、たとえ悪魔との関わりがあっても、俺はファレリア様を信じるよ。」



フィーネが憧れた3年間、彼女と一番多くの時を過ごしてきたゲキにとって、彼女が憧れた人(ファレリア)が悪魔と関わりがあったということの批難よりも、悪魔と関わっていたとしても、ファレリアはファレリアなんだというどこか強い信頼があった。



「ごめんなさいねゲキさん。

しかしこの瞳の紋章のことは、今はまだ国家機密なものですから。」



申し訳なさそうな、でも、少しだけ笑って嬉しそうに眼帯の上から左目を摩った。



「あの!そういえば、彼女が生徒会最後の一人でしょうか??」



ザンは、暗くなった雰囲気を明るくしようとして聞いたか、それとも自分の意思で聞いたかかと聞かれたら明らかに後者になるであろう質問をした。



「そうですよ。

先ほど新入生代表を務めていたので大丈夫だとは思いますが一応紹介しておきますね。


彼女が今年の新入生トップ、マナ・マック・クランです。」



紹介されると自身でも挨拶した。



「クラン伯爵令嬢のマナです。

兄は、国軍殲滅特攻隊のマウ・ラック・クランです。」



するとゲキはフィーネを優しく床に置いてマナの元へ歩いた。