それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「君、さっきの新入生トップだったんじゃない?」



ザンは少し緊張気味に言うと、彼女は少し微笑んだ。



「ここは学園内とはいえ、王女に手をあげるのは如何なものかと思いますね。ナルさん。」



ファレリアは少し黒い笑みで威圧した。



目を合わせることはしなかったが、彼は反省したと思いたい。



「まあ、この目の紋章の意味を知って見てしまったら、その反応は正しいのかもしれませんね。」



そう言って眼帯をつけ直しながら言った。



「全学年で数少ない必須強化になっている精霊の授業でやったはずですよね。

これは悪魔(ヴィル)の紋章です。」



ファレリアの説明は、どこか寂しそうに聞こえた。



「悪魔なんて、この世にいらないじゃないか。」



ナルがやけくそに言ったそれで更にファレリアは悲しそうな顔にも見えた。