それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「TS長って響きはいいんだけどね。

私からしたら地位関係なくファレリア様は大したお方だよ。」



カイラが会長をやりたがらなかった理由の1つも、TS超との掛け持ちはキツイと感じた為だろう。



そしてフィーネは今



学年トップ、生徒会長、TS長とまあ…仕事の量は半端無い。



「本当に大丈夫?フィーちゃん。」



「だ、大丈夫!!ファレリア様ができたんだから私だってできる!!」



王女とはいえ同じ人類のファレリアがほとんど変わらない状況でやりきったのだ。



なんとかなると意気込んだ。



「成績はともかく、それ以外で困ったことがあれば俺だけでもいいから相談してよ。

頼りなくても、第一副会長のTS副長なんだから。」



流石に頭はせっかく結んだポニーテールが崩れると思い、フィーネの肩を二回トントンと叩いた。



「頼りにしてるよ。ゲキ。」



そう言っていても、ごった返しているここでは落ち着けもしない。



「瞬間移動。」



で生徒会室へ行き、二人がクラス発表を見ていた隙に来た他のメンバーは、明日に控えた入学式の段取りを確認し始めた。