それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「で、どうするの?殺るの?殺られたいの?」



ゲキの戦いを楽しむような目を見て学園を去る=自分が死ぬと考えた人々は、そそくさと教室から逃げて行った。



「ゲキ、ファレリア様もこんな感じの制裁だったの?」



フィーネが聞くと、ゲキは笑っていた。



「まさか!俺なんて足元にも及ばないよ!!」



笑い転げそうな勢いの為フィーネは呆れる反面、最近欠席者が多い理由がわかって苦笑いしていた。



そして数人は残っていたが、教室は静かになった。



「いけない!!時間!遅刻じゃない!?」



フィーネが時計を見るとゲキも焦った。



「ヤバイヤバイ。とりあえず急いでフィーちゃん。」



そしてフィーネとゲキは瞬間移動で学園管理者室(理事長室)ヘ向かった。