それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「ですから、決まっていると何度断れば…。」



「もしなりたいなら俺に言ってください。」



スッと立ち上がって言ったのは、第一副会長のゲキだ。



「ちょっ…何勝手なことを……。」



「その代わり、勝負して勝てた人だけです。」



すると少し怯んだが、誰かが手を挙げると皆手を挙げた。



「ただし、負けた人はこの学園を去ってもらいます。」



そう言って氷の自動式拳銃を2本作り出した。



そして脅しで人混みの開いている空間に一直線に一発



「パンッ、シュウゥゥ。」



弾が壁に当たる瞬間、フィーネが炎を出して飛ばし、それを溶かした。



自分の顔面すれすれを通った人もいただろう。



顔は真っ青だった。