「うん。聞こえてるよぉ〜。」



フィーネは、これ本当に聞こえていますか?

と思いながらやった。


「一応、あなた専用にしたので身につけておいてください。

まだ開発中という建前のこの隊独自の術具なので。

もし、最前特攻隊に来るようなら、必ず前日にはこれで知らせてください。」



タクトに言われてブレスレットをつけた。



「ありがとうございます。」



「それではまた、会う日まで。」



タクトが瞬間移動(消える)とラックは部屋の外へ出るのを確認してから瞬間移動をした。



こうしてフィーネの場内見学が幕を開けたのだった。