それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

そうしてアレクシア家を一旦後にした。



移動の馬車で少し話をしていた。



「なんか、ゲキのご両親全然貴族って感じがしない。」



微笑みかけながら言うと、隣に座っていたゲキも納得していた。



「普通の貴族はあんな風じゃない。

うちがちょっとおかしいんだ。」



呆れた感じに言うと、正面に座っていたルドガーは何やら語り出した。



「うちは貴族とか、貴族じゃないとかで鼻にかける気も、差別する気も無い。

ただ、貴族界のルールだけでも守ってくれればいいんだ。

将来うちを継がなくても、自分が生きたいように生きて欲しいっていうのが、アレクシア家だ。

現にリリーとの出会いはウェルティフルで、俺とは違って階級を持っていたわけじゃ無い商人の出だが、俺の両親は反対しなかった。

まあ、リリーの両親は、うちの子じゃそんなとこでやっていけるわけがないといった意味で反対していたがな。」



おかしいと言うよりは、優しいんだと思ったフィーネは、



「とってもいい家族だね。

ゲキ。