それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「先ほどは失礼しました。

改めて、ゲキ・アレクシアの母リリー・アレクシアです。

よろしくね、フィーネさん。」



再びハグされたが、ふわっと優しく包まれるかのような、気品が溢れ出ていた。



「よろしくお願いします。」



フィーネも抱き返すと、再び気品を無くし話し出した。



「うちは二人とも男だから、女の子が欲しかったの!

私のことは、母上…お母さんと呼んでもらって構わないからね。」



「は、はぃ…。」



ゲキはやれやれと言った様子で見ていた。



「じゃあ、時間だからそろそろ。」



ルドガーが言うと、少し頰を吹きらませて愛おしそうにフィーネを離した。