それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「おっとすまない、3週間だったね。

まあ、よろしく頼むぞ、フィーネ・アルマイラ。」



差し出された手を握り返した。



そう、ただで泊まりにきたわけじゃない。



別にタダで泊まってもいいとゲキは思っていたが…



何より父親が騎士長ということから、いい学習の場になるだろうということでお世話になることになった。



「よろしくお願いします。ルドガー騎士長。」



手を握ったが、ルドガーは浮かない顔をしていた。



「じゃあ騎士団にいないときは、「騎士長と呼ばせていただきます。」



お仕事モードじゃない状態で言ったルドガーの言葉を先読みしてフィーネは答えた。



するとゲキの方に歩いて行き、ガシッと肩を掴んで噛みしめるように言った。



「ゲキ…俺とあいつみたいになるなよ…。」