それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

頭をポンポンとされて身長自称約155cmのフィーネは頭を抑えて下から上目遣いでうるうるしていた。勿論無自覚だ。



「でも、なんで推測なんてできたの?」



「わかった。

ちゃんと話すから、頼むからそれやめてくれ。」



片手で目元を抑えながらもう片方の手を再びフィーネの頭に乗せた。



そして止めた足を再び動かしながら話した。



「この前の日曜日な、会宮殿に居たらリク先輩が荷物を整頓してたんだ。

でも、整頓と言うよりは荷造りみたいで、何してるんですかって聞いたら、まだ内緒だけど、ちょっと決めたことがあるって言われてね。」



そこまで言いきると、丁度会宮殿にたどり着いていた